北九州市長が石巻を訪問
がれき仮置き場を視察
東日本大震災で被災した宮城県石巻市のがれきの受け入れを検討している北九州市の北橋健治市長は10日、受け入れの可否を判断するため石巻市を訪れ、がれき仮置き場や処理場を視察した。
北橋市長はがれきの保管方法や処理量、安全性などについて担当者に質問しながら確認。放射線量も測定し、毎時約0・05マイクロシーベルトの測定値を見て「僕の自宅よりも低い」とうなずいた。視察前には仮置き場に近い仮設住宅の住民らとの意見交換も行った。
視察を終えた北橋市長は「今もこれだけ大量のがれきがあるという現実を、自分の目で確かめられた。百聞は一見にしかずだ」と語った。がれき受け入れ可否の判断時期は「早ければ6月中に、という気持ちは変わらない。処理の安全性について、市民の理解を得る努力をさらに進めたい」と述べた。
北橋市長は11日、村井嘉浩宮城県知事、亀山紘石巻市長とそれぞれ会談する。
(カテゴリー:政治)