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2・3号機 圧力抑制室の調査6月8日 4時43分
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東京電力福島第一原子力発電所の2号機と3号機で、汚染水の漏えい箇所を特定するため、圧力抑制室がある地下の部屋に初めて作業員が入りました。
しかし、今回の調査では、漏えい箇所の特定につながる情報は得られず、東京電力はさらに調査を続けることにしています。
福島第一原発では、廃炉に向けて格納容器を水で満たして溶け落ちた燃料を取り出す計画で、汚染水が漏れ出ている格納容器やその下部にある圧力抑制室の損傷箇所を特定することが課題となっています。
このため東京電力は、2号機と3号機について、6日、圧力抑制室がある地下の部屋に初めて作業員を入れて内部の状態を調査し、そのときに撮影した写真を公表しました。
それによりますと、2号機、3号機ともに、圧力抑制室がある部屋には汚染水がたまっているのが確認され、部屋の水位を調べたところ、2号機が5メートル33センチ、3号機が5メートル43センチでした。
ドーナツ状の圧力抑制室は直径がおよそ9メートルあり、汚染水は、圧力抑制室の半分より少し上の高さまでたまっていました。
しかし、公表された写真からは、設備や機器に大きな損傷は見つからず、今回の調査では、漏えい箇所の特定につながる情報は得られなかったということで、東京電力は、さらに調査を行うことにしています。
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