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新潟県 がん検診を受けやすく6月9日 6時3分
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新潟県は、がん検診の受診率を引き上げるため、これまで、住んでいる市町村でしか受けられなかった検診を、ほかの市町村でも受けられるようにしたり、土曜日や日曜日にも受けられるようにしたりする、全国でも極めて珍しい取り組みを、来月から始めることになりました。
8日の閣議で決まった国のがん対策の基本計画では、働く世代ががんになり社会から離れる影響は大きいとして、がん検診の受診率を引き上げることが柱の一つとされています。
しかし、現在、全国で行われているがん検診は、住んでいる市町村だけで、ほぼ平日にしか受けられないため、受診率がなかなか上がらないのが実情です。
このため新潟県は、30代から50代の働く世代に多い乳がんと子宮けいがんの検診について、ほかの市町村でも受けられるようにしたり、土曜日や日曜日にも受けられるようにしたりする新たな取り組みを始めることになりました。
国はがん検診の受診率の目標を50%と定めていますが、乳がんと子宮けいがんの受診率は30%余りにとどまっています。
新潟県は「市町村が連携して検診を受ける機会を増やし、受診率を上げたい」として調整を進めていて、この取り組みを来月から順次、始めることにしています。
厚生労働省によりますと、市町村の枠を超えてがん検診を行えるようにする取り組みは、全国でも極めて珍しいということです。
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