景品表示法で禁じる「カード合わせ」にあたるとして、ソーシャルゲーム各社が中止を表明したアイテム課金方法「コンプリート(コンプ)ガチャ」。
市場の急成長を支える収益の柱とされたが、ゲーム開発者の間でも露骨な射幸性を疑問視する声は出ていた。
(中略)
「掲示板に『最後のカードが当たらない』って書き込みが殺到してる。次は少し当てやすくしてやろう」
東京・港区のソーシャルゲーム開発会社。冒険ゲームを管理するプログラマーの男性(30)はパソコンのキーボードをたたき、コンプガチャでアイテムが当たる確率を調整し始めた。
「『いいゲーム』と言えるかどうかは、どれだけアイテムを買わせるかにかかっている」と話す男性は、「決め手は『ハイジン(廃人)課金者』に、いかに長く続けさせるかだ」と明かす。「ハイジン課金者」とは、月に数万円は使うユーザーを指す隠語。ゲームにのめり込む様子を揶揄してこう呼ぶという。「課金者が全体の1割を超えるのが目標。搾り取り過ぎるとユーザーが離れてしまうから、加減が大切だ」
社内のコンピューターが課金状況を常時監視し、多い時で1時間に1回、メールでデータが届く。「アイテム課金が足りない」「アクセスユーザーが少なすぎる」。急いでプログラムを書き換え、通常300円のアイテムを急きょ100円にするキャンペーンを始めることもある。「数字がすべてだ」と男性は話す。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120514-OYT1T00577.htm
この記事内容をそのまま鵜呑みにするわけではありませんが、 ソーシャルのガチャが確率操作されているというのはまず間違いない事実でしょうね。 アイテム入手の確率表示も義務付けする必要があると思いますが、それもいくらでも捏造できそうですから、 どうしたってこのボッタクリシステムは健全化されないでしょう。
ソーシャルゲームユーザーは、こんな風にいいカモにされていることがわかったとしても、 まだ大金をつぎ込むのでしょうかね? 本当に、ソーシャルゲームユーザーの考えは理解できません。
というか、読売新聞もよくここまで突っ込んだ記事を掲載したものですね。 (球団絡みでしょうか?) これで少しはソーシャルゲームの規制が強まってくれることを期待しています。
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