天皇、皇后両陛下が明治丸特別展示および明治丸を御覧になられました
Last Update : 2011-06-14 08:51
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平成23年6月8日、天皇、皇后両陛下に行幸啓を賜り、東京海洋大学越中島キャンパス百周年記念資料館で開催中の「特別展示 明治丸の航跡を求めて -海洋立国日本のあけぼの-」、および修復中の重要文化財明治丸を御覧いただきました。 百周年記念資料館では、松下明治丸海事ミュージアム館長による、特別展示の説明を受けられ、明治丸の歴史資料や調度品、模型、写真等を御覧になられました。 その後、2階の展望スペースから明治丸の全景を御覧になり、鶴田海洋工学部長による明治丸の説明を受けられた後、明治丸の甲板上に整列した海事普及会学生による手旗信号を御覧になられました。皇后陛下が手旗信号の文字を御解読なさいましたので、周囲から感嘆の声があがりました。 両陛下は百周年記念資料館の御見学後、松山優治学長、鶴田三郎海洋工学部長による御案内で明治丸の船内に入られ、明治天皇が座乗された船内の御座所をはじめ、階段室やサロンなどを御覧になられました。 最後に陛下より、東日本大震災後の状況等について御質問があり、松山学長から被災状況や本学の復興支援プロジェクトについて説明いたしました。それについて天皇陛下から御言葉をいただきました。 重要文化財「明治丸」は、明治7年英国において建造され、約20年間、日本政府の灯台視察船として活躍後、東京海洋大学(当時:商船学校)の練習船となりました。 その間、明治9年には、明治天皇が奥羽・北海道に御巡幸された際のロイヤルヨットとして活躍し、横浜に安着された7月20日を記念して国民の祝日「海の日」が制定されています。 また、「明治丸」は日本政府の調査船として、当時、小笠原諸島の領有を争っていた英国の調査船より速く小笠原諸島に到着し日本政府が調査を開始したことによって、日本の小笠原諸島領有の基礎が固まったという輝かしい歴史を有しています。 「明治丸」の活躍がなければ、今日の日本の排他的経済水域約447万平方キロのうち、約3割(約150万平方キロ)の権利を得ることができなかったことになります。 昭和53年には、我国に現存する唯一の鉄船(現在の船は全て鋼船)で国の重要文化財に指定されました。 昭和55年から昭和63年にかけて文化庁と本学の手で修復工事を行い、昔の姿に一度復原されましたが、老朽化により再度大規模な修復が必要となっています。 |
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