'12/6/10
キャバクラに催涙ガス?投げ込まれる 千葉
10日午前4時40分ごろ、千葉市中央区本千葉町の雑居ビル5階のキャバクラ「トップモード千葉」から「ガスのようなものが入った缶が、店内に投げ込まれた」と119番があった。客や従業員ら十数人が目や喉の痛みを訴え、男性3人、女性9人が救急搬送された。いずれも軽症で、病院で手当てを受けた。
千葉中央署などによると、店内から催涙ガスが入っていたとみられる長さ約20センチの円筒形の缶が見つかった。屋外に面した窓が開いて投げ込まれたとの目撃証言があり、同署は、約60センチ離れた隣のビルから何者かが投げ入れたとみている。
缶は茶色で小さな穴が開いており、成分を分析するなどして詳しく調べる。
店の従業員らによると、店内には客ら20〜30人がいた。女性従業員は「缶から白い煙が出て、涙が止まらなくなったり、呼吸困難になったりした人がいた。口にタオルを当てて逃げた」と驚いた様子。男性客(22)は「煙が出た途端にせき込んだ。店内は騒然となった」と青ざめていた。
現場は、京成電鉄千葉中央駅近くの繁華街。近くのコンビニの前にブルーシートが敷かれ、従業員とみられるドレス姿の女性らが救急隊員の手当てを受けていた。