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小規模電力の取引市場 18日に開設へ6月10日 4時26分
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国内の電力取引を仲介している「日本卸電力取引所」は、この夏の電力不足対策として、工場やビルに設置されている自家発電装置などによる小規模な電力を取り引きできる新たな市場を、今月18日に開設することになりました。
国内で電力の市場取引を仲介している「日本卸電力取引所」では、現在、出力1000キロワット以上、標準家庭にしておよそ300世帯分以上の規模の電力しか売り買いできません。
これについて取引所は、取り引きできる電力の規模を小さくして、全国の工場やビルの自家発電装置などによる電力でも取り引きできる新たな市場を、今月18日に開設することになりました。
新たな市場では出力1000キロワット未満の電力も対象とし、自家発電による電力や出力が不安定な太陽光や風力による電力なども売り買いできるほか、売買する電力の量や価格にも制限を設けません。
日本卸電力取引所では、広く使われる機会がなかった自家発電などのいわゆる「埋蔵電力」を活用しやすくして、この夏、懸念される電力不足の対策にしたいとしていますが、取引参加者をいかに増やすかが課題となりそうです。
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