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【プロ野球】4番村田だ G今季初サヨナラ 巨人に来てよかった〜2012年6月10日 紙面から ◆巨人4−3西武巨人が今季初のサヨナラ勝ちを飾った。同点とされた直後の9回、失策から1死一、二塁の好機をつかみ、村田が中前打を放って試合を決めた。村田のサヨナラ打は4年ぶり。西武は粘ったものの連勝が3で止まり、再び最下位に転落。 目の前で坂本が敬遠された。同点で迎えた9回1死一、二塁の絶好機。「打率も得点圏打率も勇人の方がいい。歩かされて回ってくると思っていた」。横浜(現DeNA)時代にはあまり経験のないシチュエーションにも、巨人・村田は冷静だった。3球目に空振りしたスライダーにロックオン。「ほかの球が来たら仕方がない、そのボールが来る、と心に決めていた」。マイケルの勝負球を読み通りにとらえ、中前に決勝打。移籍後初で自身8度目のサヨナラ打が巨人今季初のサヨナラ劇となった。 プロ9年間で7度の最下位を経験。勝つ喜びを求めてやってきた常勝球団の、ど真ん中にいる。「勝つ野球を肌で感じたいと思って巨人に来たし、ああいう場面で打たないと意味がない」。今の村田の表情には充実感があふれる。 これで5月1日の広島戦(東京ドーム)で初めて4番に座ってから、チームは20勝6敗3分けの快進撃。岡崎ヘッドコーチも「4番打者には自分の形で打つというイメージがあるが、村田はバットを短く持ったり、追い込まれたら逆方向に軽打したりと幅が広い。奥の深いバッティングをしてくれるから、周りに良い影響を与えてくれている」と全幅の信頼を置く。 大阪遠征では同い年の実松、ノーヒットノーランを達成したばかりの杉内と食事にでかけ、杉内の偉業を祝った。チームは交流戦初Vに向けてばく進中。投の原動力が4戦4勝の杉内なら、打のキーマンは4番にドッカリと座る村田だ。 勝利打点6はキャプテン阿部の4を抑えてチームトップに君臨する。大歓声を一身に浴びたお立ち台では「いやー、(巨人に)来て良かった」としみじみと漏らした。東京ドームを埋め尽くしたG党もきっと同じ気持ちだろう。 (臼杵秀之) PR情報
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