毛主席、「天皇制」を肯定=1956年、外交文書で判明―明確な認識は依然謎・中国
時事通信 6月9日(土)14時35分配信
【北京時事】中国の毛沢東主席が1956年に日本人と会見した際、「日本人は天皇制を支持している。(戦争の歴史において)天皇本人は誤ったことをしていない」との主張に同意していたことが、中国外務省档案館(外交史料館)が公開した機密文書で9日までに分かった。毛主席をめぐっては戦中・戦後を通じて日本の天皇制に干渉せず、天皇制を肯定していたとの見方が多かったが、こうした認識を持っていたことが外交文書で裏付けられたのは初めて。
56年当時、中国政府は、ソ連・中国との融和路線を打ち出した鳩山一郎内閣との間で国交正常化を目指しており、毛氏は天皇を「元首」ととらえ重視していた実態が浮かび上がった。
この外交文書は、毛氏が56年12月17日夜に北京・中南海で約1時間半にわたり日中輸出入組合の南郷三郎理事長と行った会談などについて、中国側当局者が日本側から聞き取って作成した。
最終更新:6月9日(土)17時51分
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