特別手配中のオウム真理教（アレフに改称）の元信者、高橋克也容疑者（５４）が、逃走に使用するキャリーバッグをスーパーで買った後、潜伏先の社員寮までタクシーに乗ったことが警視庁の調べで分かった。高橋容疑者は社員寮から逃走したことがわかっており、警視庁は逃走にもタクシーを使った可能性が高いとみている。

　また、部屋からは防犯カメラの性能を紹介した本が見つかった。警視庁は高橋容疑者が以前から防犯カメラを意識して生活していたとみている。

　警視庁によると、高橋容疑者は４日午後１時過ぎ、寮近くのスーパーでキャリーバッグを購入。スーパーを出たとみられる午後１時３３分ごろ、近くのカメラに高橋容疑者とみられるバッグを持った男がタクシーに乗り込んでいる姿が映っていた。【小泉大士】