原発事故の避難者ら５人死亡　福島・二本松市の衝突事故

　福島県二本松市の国道３４９号でワゴン車と大型トレーラーが衝突した事故で、二本松署は９日午後、心肺停止となっていたワゴン車の運転手の男性と同乗の女性４人の死亡を確認した。ワゴン車に乗っていたのは７０〜８０代の６人で、残る女性１人も骨折の重傷。

　二本松署などによると、女性５人は、東京電力福島第１原発事故による同県葛尾村から同県三春町への避難者。

　ワゴン車は、同県南相馬市にある眼科の医療施設の送迎車で、５人はかかりつけだったこの施設で診察を受けた後、三春町の仮設住宅に帰る途中だった。