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スズキ開発拠点、高台に移転へ 浜松、津波対策で

2011年7月11日22時24分

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図:スズキの拠点再編拡大スズキの拠点再編

 スズキは11日、二輪の開発・設計を手がける「二輪技術センター」(静岡県磐田市)と浜松市の低地にある本社の電気自動車の開発や二輪車のエンジン生産機能をあわせて、浜松市北部の高台に移転すると発表した。二輪技術センターは太平洋沿岸にあり、東海地震に伴う津波の被害が懸念されていた。

 移転先は標高80メートルの工業団地。もともとヤマハ発動機が進出する計画だったが2010年に断念を表明、浜松市が代替企業の誘致を進めていた。

 スズキは用地の取得や設備に約500億円を投じる。二輪技術センターと電気自動車の開発は2016年8月、二輪車のエンジン生産は17年5月にそれぞれ移転する。年間生産額は930億円、従業員数は新規雇用も含めて2200人を予定する。鈴木修会長兼社長は「東日本大震災を経験し、拠点の再配置を決めた」とコメントした。

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