愛称の使用が取りやめられた学生帽姿の「マコモはかせ」=菰野町で
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菰野町のゆるキャラ「マコモはかせ」の愛称が、人気ゲーム「ポケットモンスターブラック・ホワイト」に登場するキャラクターと同じ呼称と分かり、制作した菰野町商工会は愛称の使用を取りやめた。担当者は「ポケモンのキャラの存在は知らなかった。誤解を招かないよう使用をやめた」と説明している。
マコモはかせは、町が特産化を目指す植物「マコモ」のPR役として二月に完成。「マコモに関して物知りだから」と、商工会が名付けた。
ゆるキャラは、イベントごとにキャラの設定を使い分けており、かぶる帽子の種類によって呼び名が変わる。学生帽姿が「マコモはかせ」。商工会が四月に公募した野球帽姿は「マコモン」、コック帽姿は「マコック」に決まった。
しかし、ポケモンには、白衣と眼鏡姿の女性研究員「マコモ博士」が登場する。
商工会によると、キャラが出来上がった直後の二月下旬、商工会へ視察に訪れた福井県の男性から指摘を受けて発覚した。今月五日までに苦情や批判は寄せられていないという。
商工会の担当者は「学生帽姿の扱いは今後検討していく」と話した。
(加藤健太)
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