NHK宮城県のニュース 仙台放送局
内陸住宅地で初の集団移転へ
東日本大震災で地滑りなどの被害を受けた内陸部の仙台市太白区の住宅地について、市は現地での復旧が難しいとして111世帯に集団移転を促すことを決めました。今回の震災で地震で被害を受けた内陸部の住民が集団移転の対象となるのはこれが初めてです。
仙台市の内陸部の住宅地では、強い揺れによる地滑りや地盤沈下が相次ぎ、市の調査で、「危険」や「要注意」と判定された宅地は、4000件を超えています。
仙台市は、専門家の意見をもとに復旧を検討してきましたが、このうち太白区の緑ヶ丘4丁目の大部分について現地での復旧は難しいとして、住民に集団移転を促すことを決めました。
対象となるのは111世帯215人で、国の「防災集団移転促進事業」を利用して宅地を市に売却し、市が用意した別の土地や災害公営住宅に移転することになります。今回の震災で、地震で被害を受けた内陸部の住民が集団移転の対象となるのは、これが初めてです。一方、同じような被害を受けた
内陸部の青葉区折立5丁目については、当初、復旧工事にかなりの時間がかかると見られていましたが、検討の結果、想定より短い工期で復旧できることがわかり、ことし秋から工事を始めることになりました。
06月08日 20時03分
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