テストステロンとは
数あるホルモンの中でも、 オトコの身体に影響を及ぼすものとしては最高レベルとして知られています。
テストステロンは一言で言うと、
男らしさを強めるホルモンです。
一般に男性ホルモンとよばれているものは、このテストステロンのことと解釈しても問題ありません。
テストステロンは別名 ”モテフェロモン” ともよばれ、女を本能的に惹きつける唯一の物質としても有名です。
たとえオッサンでも、このホルモンさえ多く分泌することができれば女にモテるようになります。本当です。
なぜかモテているというあなたの友達は、おそらくこのホルモンを多く分泌しています。
さて、ではどのくらいの影響力があるのかというと、まったくモテないラットのオスに、このホルモンを注射すると、途端にメスが群がってくるほどです。
それほどの凄まじい威力があります。
でもなぜテストステロンを放つ男に、女は引き寄せられるのでしょうか?
それは健康で体格がよく、生殖力の高い男ほど、このホルモンを多く分泌しているということを本能的に知っているからなのです。
つまり、遺伝子の眼が好むホルモンなのです。
2種類の効果がある
テストステロンのモテ効果には、大きく2種類あります。
1つは、テストステロンの匂いそのものが女を引き寄せるというもの。
2つ目は、性格や顔つきが男っぽく、好戦的になるので、それがモテにつながるというものです。
スポーツ選手などがモテるのも、体格の良い男はテストステロンを多く分泌しているということを、女は本能レベルで知っているからです。
では具体的には、どのような男がこれを多く分泌しているかというと…
あくまでイメージですがこんな感じです。
感覚的には多く分泌している男というのは好戦的で男らしく、
少ない男は女性的でやさしいと思っていれば間違いありません。
最近では、前者を肉食系男子、後者を草食系男子などとよぶことが多いようです。
不良や番長がモテる理由
テストステロンが、女を惹きつけるホルモンだということはわかりました。
しかし、この量は遺伝によって半分程度は決まっているといわれています。
遺伝で決まっているとか言われると、運命の呪縛のようにも聞こえますが、生活習慣や考え方によって大きく増えたり減ったりすることもまた事実なのです。
肥満も遺伝によるものが大きいと言われますが、頑張れば痩せられるのと同じです。
以下にテストステロンの分泌量を増やす要因と、減らす要因をそれぞれ列挙しました。
- 適度な栄養と睡眠
- 筋肉トレーニング
- 大きな野望と自信を持つ
- 安定した生活
- 勉強などの頭を使う行為
- ストレスや敗北感
例えば学生時代でいえば、ツッパッてケンカばかりしていたような番長タイプの男や、サッカー部のキャプテンなどは、たいていモテていたハズです。
反対に金持ちの坊ちゃんタイプや、勉強が趣味のような学級委員タイプの男はモテていなかったハズです。
格闘家やF1ドライバーの人には好戦的人が多いですが、これも生活習慣によってテストステロンが多く分泌されたからだと考えられます。
反対に、大学教授や学者さんなどに温厚な人が多いのは、これと逆の原理が働いたからです。
つまり、こうです。
勉強すればするほど、知性や教養と引き換えにテストステロンの量は減るので、モテ からは遠ざかっていくということなのです。
笑えるほどにうまくできています。
しかし、メリットとして、テストステロンの分泌量が少ない人は、
ハゲにくくなります。
そしてテストステロンは、20代半ばをピークに減少するので、どんなに好戦的な男でも年齢を重ねれば、必ず温厚な性格になっていくということを付け加えておきます。
冒頭で、オッサンでもこのホルモンさえ分泌していればモテると申し上げましたが、オッサンになってからもこれを出し続けるのは相当な努力が必要です。
しかし最近では テストステロンを強制的に分泌させる香水 なども発売されているので、試してみるのも面白いかもしれません。
本能では好かれ、理性では嫌われる
今すぐに筋肉トレーニングをやろうとしている人も多いと思いますが、実はこのテストステロン、いいことばかりでもないのです。
実は女は、本能ではこれを多く分泌している男に惹かれるのですが、
理性ではとても嫌うという習性を持っているのです。
「愛と暴力のホルモン」「浮気ホルモン」
などとよばれる理由がここにあります。
以下に、テストステロンの多い男と、少ない男の長所と短所をそれぞれリストアップしました。
見れば一目瞭然だと思います。
- 堂々としていて決断力もあり、自信に満ちている
- 闘争意欲があり、自己主張もしっかりとしている
- たくましい体格と筋肉がある
- 性欲が旺盛で、生殖能力も高い
- 一人の女では満足せずに浮気を繰り返す
- DVや犯罪等の反社会的行為を犯しやすい
- 孤独願望が強く、家庭的ではない
- 落ち着きがなく、物事の分別がつかない時がある
- 倫理観が強く、浮気をしない
- 平和主義で、やさしい
- 社会的で、人あたりがいい
- 家庭的で、子供の面倒見もいい
- 生殖能力が低く、男性的魅力に欠ける
- 決断力がなく、優柔不断
- 体の線が細く、筋肉量も少ない
- 野望がないため、出世しずらい
ご覧のように、女はテストステロンの多い男の長所を好む傾向があると同時に、短所の部分を極端に嫌うという習性を持っているのです。
そして女はみんな、口を揃えて「やさしくて男らしい人が好き」と言います。
つまりテストステロンの多い男の長所と、少ない男の長所を同時に合わせ持つ男がいいと言っているのです。
しかし、現実にはそのような男は存在していません。
男らしさと優しさは、共にテストステロンの分泌量によってほぼ決定されるワケですから、水と油のように相反するものだからです。
実際に殆どの女は、このジレンマに悩まされているようです。
「たくましくてモテそうなA君を選べば浮気をされそう・・・やさしくて良いパパになりそうなB君を選べば頼りがいがない・・・」
という感じにです。
木村拓也や福山雅治、ダルビッシュ有や向井理がモテる理由は、この両方の性質を同時に合わせ持っていそうな ”感じ”がするからです。
つまり誰でも、そのような ”感じ” が出せれば、最高のモテ男になることができます。
そして一般には、若い女ほどテストステロンの多い男に惹かれ、年齢を重ねるごとに少ない男に惹かれる傾向があります。
若い女ほど本能の赴くままに恋愛をし、年齢を重ねるごとに世間体などを気にしだすからです。
後者の傾向は、低テストステロン男の韓国代表、ペ・ヨンジュンのファン層が分かりやすく物語っています。(オバチャンばっかり!笑)
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