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【社会】

老化の原因となるタンパク質特定 阪大など、がん予防に期待

2012年6月9日 02時00分

 老化の原因となるタンパク質を大阪大や北海道大、千葉大などのチームがマウスで特定し、8日付の米科学誌セル電子版に発表した。高齢マウスの血液中や臓器で幼小マウスよりも増加しており、このタンパク質を作れなくすると動脈硬化などが起きにくくなった。

 このタンパク質はヒトにもあり、働きを抑える老化防止薬ができれば、これらの病気の予防や治療につながる可能性がある。だが、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退する免疫を担う物質でもあり、新薬開発には課題も多い。

 チームの小室一成大阪大教授は「実用化のハードルは高いが、老化を防ぐ人類の夢に一歩近づく成果」としている。

(共同)
 

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