カップの底からビールが湧き出る―。マツダスタジアム（広島市南区）に８日、ビールをカップの下から注ぐ新型サーバー「トルネード」が登場した。アサヒビール中国統括本部（中区）が中国地方で初めて導入した。

　アサヒビールが日本のメーカーと共同開発した。底に弁の付いた専用カップをサーバーにセットすると、注ぎ口からビールが噴出して渦を巻きながらカップを満たす仕組み。

　一度に２個のカップをセットでき、適量になると自動で止まる。普通のサーバーより早く注げるという。コンコースで１杯７００円で販売する。

　早速買い求めた福岡市の会社員田中一幸さん（31）は「どう入れているのかすごく気になった。画期的でおいしそうに見える」と驚いていた。

【写真説明】カップの底から自動でビールを入れる新型サーバー（マツダスタジアム）