'12/6/9
デオデオ本店新館22日開業
家電量販のエディオン(広島市中区)が、中区紙屋町地区に建設した「デオデオ本店新館」を22日にオープンすることが8日、分かった。隣のデオデオ本店は全面改装し、10月の再開を予定する。本店新館は、ヤマダ電機(群馬県高崎市)が旧天満屋八丁堀店(広島市中区)に出す新店と同日オープンとなる。
デオデオの新館は地上11階、地下1階で、売り場は約7300平方メートル。商品を比較できる体験コーナーや、カメラや調理器具などの使い方をアドバイスする教室を大幅に広げる。オープンに先立ち20日に得意客向けの内覧会を開く。
売り場約8500平方メートルの本店は全面改装し、10月に再開する予定。今月4日から大部分を閉めている。近くのパソコン専門店「コンプマート広島」と、おもちゃとゲームの専門店「ネバーランド広島本店」は順次閉めて本館に機能を移す。
地域ごとに異なるグループの直営店の店名を10月から「エディオン」に統一するため、新館と本店も「エディオン」に改める。久保允誉社長は「原点に戻り、消費者が満足して喜ぶ売り場づくりを追求したい」と話す。
約700メートル東では、ヤマダ電機が旧天満屋八丁堀店に都市型店「LABI(ラビ)広島」を開く。8日、オープンを22日と正式発表した。大商圏向けの業態のLABIを中国地方に構えるのは初めて。
売り場は1〜5階の約1万2200平方メートルで、3月に閉店したテックランド広島中央本店の約2倍に広がる。生活家電や携帯電話のほか、省エネ住宅のスマートハウスを提案するコーナーも設ける。同社は「最新の家電からスマートハウスまで豊富な品ぞろえの店にする」と強調する。
【写真説明】22日に開業するデオデオ本店新館(右)と、10月に全面改装オープンするデオデオ本店