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論文ねつ造疑惑のソウル大教授「ミスで意図的ではない」=韓国

サーチナ 5月30日(水)10時0分配信

 ソウル大学のカン・スギョン獣医学教授が国際学術誌に発表した論文に、ねつ造疑惑が持ち上がった。韓国幹細胞学会は29日、複数の論文で問題点があるとの見解を示し、ソウル大学も独自の調査を発表するなど波紋が広がった。

 匿名の情報提供者が、同教授の研究写真の重複使用とねつ造疑惑について、70ページに上るスライドショーを作成し、同教授が06年から12年までに14本の論文を掲載した複数の学術誌に送ったという。そのうちの米ARS(「坑酸化および酸化還元信号伝達」)誌が、24時間以内の説明を求めたため、同教授はすでに掲載された論文2本と投稿中の論文2本を撤回した。

 韓国幹細胞学会は「ミス」に故意性が認められる場合には、学会からの除名を明言している。一方、ソウル大学も研究真実性委員会を開いて調査を行うと発表した。同委員会は黄禹錫(ファン・ウソク)元ソウル大教授が2005年にES細胞の論文捏造事件を起こした後に発足された。

 調べに対して同教授は単純ミスであり、「再実験で明確な研究結果を出したい」と主張しているが、ねつ造疑惑のあるミスが複数の論文で見られたことについて専門家から「理解できない」との見解も少なくない。

 さらに、韓国では「第2の黄禹錫事態になるのでは?」「韓国の幹細胞研究が再び委縮するのでは?」と懸念の声が上がっており、慎重に対応すべきとの見方もある。(編集担当:金志秀)

最終更新:5月30日(水)10時8分

サーチナ

 

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