亀田興毅、休養王者に

  • 2012/06/09(土)

 WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(亀田)は、WBA最新ランキングで「休養王者」となっています。興毅は前回の防衛戦で拳が骨折したとの診断書を提出「最低4ヶ月は練習ができない」としています。
 王者が負傷で試合ができないのなら、それこそ暫定王者がいればいいだけの話ですが、WBAの場合は休養王者として待機させる一方で、新たに正規王者を立ててしまうことがあるので混乱が生じます。バンタム級ではさらにスーパー王者(モレノ)や暫定王者(ルイス)がいますが、暫定王者を正規昇格させて、新たに暫定王者を作るというWBA得意のパターンも考えられます。
 ちなみにWBAバンタム級のランキングは1位ルイス、2位バスケス、3位アポリナリオ、4位和毅、5位カサレス、6位ツニャカオ、7位モレル、8位ダルチニャン、9位セハ、10位タブティムデーンと続きます。
 Sフェザー級王者・内山高志は拳の負傷でも休養王者など申請しませんでした。一方で、あの亀田がわざわざ休養王者を自ら申請したのには狙いがあるのではないかとも思ってしまいます。和毅を挑戦させるためという噂もありますしね。(ハイセー)

池原、ソーサに挑戦か

  • 2012/06/07(木)

7・28メキシコ
 ▼WBC世界フライ級シルバータイトルマッチ 12回戦
  王者・エドガル・ソーサ(メキシコ)× 日本同級3位・池原繁尊(横浜光)

 一部で伝えられているところによると、池原がソーサのシルバー王座に挑戦。
 池原は22勝(18KO)3敗2分、KO率の高いハードパンチャー。09年の日本王座初挑戦では清水智信と2回に負傷ドロー。同年、WBC14位・山口真吾を3回TKOで下し翌年、東洋王者フエンテスに挑戦も、激しい打ち合いの中で後半に失速し11回にタオル投入のTKO負けでした。再起2勝を挟んで前回1月、日本王座決定戦に出場。WBC14位・粉川拓也に判定負け、今回が再起戦です。
 ソーサは元WBC世界Lフライ級王者で10度防衛した実力者。昨年、ポンサクレックのWBC世界フライ級に挑みましたが判定負け。前回、五十嵐に敗退した後のウィカブに判定勝ちでシルバー王座を奪っています。
 3度のタイトル挑戦を実らせなかった池原にとっては、世界ランクを手に入れるチャンスになります。(ハイセー)

日本人を下した王者、ゴロフキン×ピログ

  • 2012/06/07(木)

8・25米国(開催地未定)
 ▼WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回戦
  王者・ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)× WBO王者・ディミトリー・ピログ(ロシア)

 日本人挑戦者も下した無敗のチャンピオン同士による統一戦のプランがあります。
 ゴロフキン(23戦(20KO))は30歳のドイツ在住。カザフスタン代表のアテネ五輪・銀メダリスト。一昨年、暫定王座決定戦を初回KOで勝利、その後に正規昇格し4度防衛中。前回、8位・渕上誠を全く寄せつけず3回KO。世界戦5試合はすべてKO勝ちです
 ピログ(20戦(15KO))はチェスのロシア王者だったという異色のチャンピオンで、一昨年に王座決定戦で世界獲得し3度防衛中の31歳。前回、10位・石田順裕を大差判定で下しています。ゴロフキンとの対戦は、WBO王座を返上して挑戦する形をとる模様です。このカードでなぜかアメリカ開催なんですね。(ハイセー)

ティーラチャイとポンサワン

  • 2012/06/07(木)

5・30タイ
 ▼PABAウェルター級タイトルマッチ 12回戦
  王者・ティーラチャイ・クラティンデーンジム(タイ)3−0 ダン・ナサレノ・ジュニア(比国)
 ▼8回戦
  WBA世界ミニマム級3位・ポンサワン・ポープラムック(タイ)3−0 マイケル・ロドリゲス(比国)

 少し前の話だが、八重樫に王座を奪われた前WBA王者のポンサワン(画像)が格下相手に再起2戦目を勝利している(25勝(16KO)4敗1分)。八重樫戦は多くからベストバウトと呼ばれる激戦となったが、現地に渡航観戦したKOJIさんからの報告では、今回のポンサワンは「調子が悪い感じでした」とのこと。ちなみにセコンドには、元世界王者デンカオセーンがついていたという。
 メインはPABA王者ティーラチャイが登場。元日本王者・沼田康司をKOしたこともあるナサレノに大差をつけて8度目の防衛、戦績を14勝(9KO)無敗とした。まだ20歳の逸材で、この試合は「レベルが高かった」そうだ。ちなみに陣営からは「さすがにパッキャオにはかなわないけど、渡部あきのりには絶対に負けない」と、東洋王座を保持する渡部を意識していたそうだ。(片岡亮)

 p。s。 KOJIさん、貴重なご報告ありがとうございました。

マルガリート、モズリーが引退

  • 2012/06/07(木)

 アントニオ・マルガリート(メキシコ)が引退を表明した模様。38勝(27KO)8敗、パッキャオ戦に続く、昨年のミゲル・コット戦がラストファイト。とりあえず速報まで。(ハイセー)

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 通信社が伝えたところでは、3階級制覇シェーン・モズリー(米国)が、現役引退を表明。モズリーは46勝(39KO)8敗1分、40歳。09年、アントニオ・マルガリートをTKOしてWBA世界ウェルター級スーパー王座を獲得したが、これが最後の白星となり昨年はマニー・パッキャオに判定負け。今年5月、サウル・アルバレスにも大差で敗れ、グローブを置くことになりました。(ハイセー 6/5)