野田佳彦首相が８日、関西電力大飯原発３、４号基は再稼働すべきだとの考えを表明したことに対し小川敏大垣市長がコメントを発表した。

　「首相の立場としてやむを得ないが、福島原発事故の検証や安全対策は十分でない。原子力安全・保安院が示した安全性、信頼性向上のための対策を早急に実施するよう、国は事業者を強く指導してほしい」と国に求めている。

　小川市長は４月５日、西濃地区２市９町の首長をまとめ、「住民の不安が高まっている」などと記した「原子力災害対策に関する要望書」を古田肇知事に提出していた。【山盛均】