＜京都＞亀岡・１０人死傷　１８歳運転少年を逆送

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京都府亀岡市で児童ら１０人が死傷した事故で、京都家裁は、無免許で運転していた少年を検察に「逆送」する決定をしました。少年は今後、成人と同じ刑事裁判を受けることになります。

今年４月、京都府亀岡市で、１８歳の少年が運転する車が集団登校中の児童らの列に突っ込み、３人が死亡、７人が重軽傷を負いました。少年は無免許で、事故前日から仲間らと３０時間以上ドライブし、居眠り運転で事故を起こしたとみられ、自動車運転過失致死傷などの非行内容で家裁送致されていました。京都家裁は、「結果の重大性や悪質性に照らすと、保護処分は適当ではない」と指摘した上で、「自らの責任を厳しく自覚させることが相当である」として、成人と同じ刑事裁判を受けさせるため、少年を検察に送り返す「逆送」を決定しました。京都地検は、１０日以内に少年を起訴する見通しです。犠牲になった松村幸姫さんの夫・晶史さんは、「社会に与える影響や悪質さを考えると妥当」と評価し、小谷真緒ちゃんの父・真樹さんは、「これからがスタート。これから加害者との闘いが始まると思っている」などと話しました。遺族側は地検に再捜査を求め、危険運転致死傷罪に切り替えて起訴するよう訴えています。

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