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亀岡暴走事故、少年の検察官送致を決定 京都家裁

2012年6月9日

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写真:京都府亀岡市の暴走事故の第2回少年審判終了後に会見する遺族ら=8日午後、京都市中京区、高橋一徳撮影拡大京都府亀岡市の暴走事故の第2回少年審判終了後に会見する遺族ら=8日午後、京都市中京区、高橋一徳撮影

 京都府亀岡市で集団登校中の小学生ら10人が車にはねられ死傷した事故で、京都家裁は8日、自動車運転過失致死傷と道交法違反(無免許運転)の非行内容で送致された無職少年(18)の第2回少年審判を開き、谷口真紀(まき)裁判長は「少年に自らの責任を厳しく自覚させるべきだ」と判断、少年を検察官送致(逆送)とする決定をした。京都地検は10日以内に起訴し、原因究明の舞台は公開の法廷へと移る。

 決定要旨によると、無免許の少年は4月22日未明から、友人らと軽乗用車を交代で運転しながらドライブ。約30時間後の23日朝、居眠り運転で児童らの列に突っ込み、女児2人と妊娠中の保護者を死なせ、児童7人に重軽傷を負わせた。

 谷口裁判長は、多数の死傷者が出た重大性や、無免許運転の悪質性、社会に与えた影響の大きさを重視。少年の更生の可能性を強調する付添人弁護士の主張を考慮しても、刑事裁判で罪を明らかにすることによって責任を自覚させるべきだと判断した。

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