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'12/6/8

岩国錦帯橋空港、12月開港へ



 米海兵隊岩国基地(岩国市)と軍民共用での利用開始を予定している岩国錦帯橋空港(愛称)について、国土交通省が12月にも開港させる方向で検討していることが7日、分かった。

 山口県の二井関成知事と岩国市の福田良彦市長が8日、同省を訪れ、羽田雄一郎国交相と会談する予定。

 同空港の本年度中の利用開始は決まっていた。二井知事は5月、年末年始に多くの旅行客が見込まれるとして、年内に開港するよう同省や防衛省に要望。早期開港に必要な空港施設の工期短縮やアクセス道路の整備促進なども求めた。県議会定例会開会見込みの6月20日を開港日決定の「最終リミット」と位置付けていた。

 要望を受けて国は、12月めどの開港を目指して、米国や県との調整を続けていた。

 同空港には、全日空の東京便が1日4往復就航する予定。年間35万人の利用を見込む。岩国基地では1952〜64年に民間航空が就航しており、ほぼ半世紀ぶりの再開となる。現在、在日米軍との軍民共用空港は米空軍三沢基地(青森県三沢市)がある。

 開港日は12月13日とする見方が浮上している。国交省によると、空港開港日は、滑走路の長さや進入方法など空港の最新情報を掲載する航空路誌(AIP)の発行日に合わせるのが一般的という。AIPは28日間隔で更新しており、12月の発行日は13日になる。

【写真説明】国交省が12月にも開港を検討している岩国錦帯橋空港(愛称)。手前が軍民共用の滑走路




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