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12年05月31日 木曜日

「秋春制」をつらつらと考えてみた。

「定期ベン」とは、ニュース記事を紹介・引用しつつ、語ったり突っ込んだりするコーナーです。以前は毎日のように書いてましたが、今回からは定時であがれたり、体力・気力がある時に書かせていただきます(泣)

「秋春制」移行、J側は議論尽くす(サンスポ)

いやあこれはどうやって妥協点を見出すんだろうねえ。日本特有の四季の厳しさをどう乗り越えるんだろう。

Jリーグは29日、東京都内で臨時実行委員会を開き、シーズンを3月に開幕する現行の「春秋制」から、夏に開幕する「秋春制」に移行することについて、変更する場合の導入は早くても2015年夏とすることで合意した。可否については、10月の理事会で決める。秋春制は、日本サッカー協会が提案した。

 過去何度も頓挫したJリーグのシーズン移行問題が、具体的に動き始めた。中西競技・事業統括本部長は「移行を前提に議論をしようということは合意した。反対の方もいらっしゃるが、議論を尽くすということについて皆さんポジティブだった」と話した。

 提案した日本協会の田嶋副会長は「Jリーグの実行委員会が真剣に話を始めてくれたことは、すごく重要」と高く評価。「非常に大きな進歩だと思う。感謝している」と何度も繰り返し、議論の進展に期待を寄せた。(共同)

実は旧「むろかつんトコ」時代は、私は秋春制の賛成の立場を取っていた。のだが、コメント欄にいろいろとご教示してくださった方が多数いて、実際の気候グラフ(例えば東北日本海側と、欧州のイギリスの比較とか)とかを拝見したりして、「いやあ、これは厳しいな」と、今は「反対」ではないが、「いやあ現状では厳しい」という立場。もっとも真夏の時期にサッカーやるってのもやや厳しいのも間違いないんですが(苦笑)。

冷静に他のスポーツ。特に秋冬を中心にシーズンや日本選手権を送る競技を考えてみたら、例えば、ラグビー、特に社会人のトップリーグなんかは、地元は地元として地域密着な活動をしているチームも多いが、大きな試合は秩父宮(東京)、花園(大阪)あたりに集中していて、実はあまり参考にならないという説も(その代り、秩父宮ラグビー場は秋から冬にかけて芝生が使いすぎて養生が追いつかず、ひどい事になるわけですが(汗))。

また、試合数もそんなに多くはない。トップリーグ(14チーム)だと、公式戦のリーグ戦が13試合、更に上位4チームでのプレーオフないし5-10位あたりの日本選手権に出る為の決定戦、または下位で下のリーグの上位と戦う入れ替え戦で約1-3試合、日本選手権が少なくて2試合、多ければ4試合ぐらいか。

…と考えれば、最大(おそらくトップリーグで9位あたりに沈むも、プレーオフで日本選手権への出場権を得て、日本選手権でなぜか決勝まで勝ち進む…ってNECぐらいしかイメージわかねえな(爆))で20試合前後。サッカーJリーグでは、J1はリーグ戦が34試合(17×2)、ナビスコ杯(またはACL)がだいたい6-10試合程度、J2は今年はリーグ戦は42試合(21×3)+3-7位に入ればプレーオフ(だいたい1-3試合)、そして天皇杯が最大で5試合程度…と見れば、やはりトップリーグの倍以上、最大(J2でいえば、甲府あたりがJ2で7位ぐらいに終わるも、プレーオフであれよあれよと勝ち上がってJ1昇格を決めちゃって、更に天皇杯でも快進撃で決勝まで進んじゃった、みたいな。いや、ありそーなんすけど。いや、2位以内を目指せよ(泣))で、50試合超っすか。んー、芝生の養生も大変だ。特に日照時間もままらないな時期の雪国の冬は。

まあ素人ながら代案として今すぐに思いつくのは「超高性能のハイブリットな人工芝(踏み心地等も天然芝と全くそん色がない)」みたいなのを国内外のメーカーさんに発注・開発してもらって、例えば公式戦でもそれを使用可能にしてもらうとか、札幌ドームみたいな屋内施設での補助金とかでやりくりしていくしかないんだろうねえ。結果だけ求めるんであれば。まさか大阪ドームができる前のプロ野球・阪神タイガースの高校野球開催期間のような「ずーっとビジター(通称・死のロード)」みたいな事をさせるわけにもいくまいし。それこそ日本プロ野球みたいなギルド(同業の職能組合)な組織であれば、ドーム作るなり参入を制限するなりで実行しちゃうんだろうが、Jリーグはさすがにそれは無理だろうしねえ。

そういえば、10数年前に大橋巨泉氏が「巨泉」という本に書いていたのだが、ゴルフなんかも日本の四季ってのは厄介な存在らしい。春と秋は長雨が多く、夏と冬の寒暖は厳しすぎる、と(なので豪州やカナダなどに行き来してるらしい)。

まあ話し合い(ただし、互いの主張をぶつけあうだけの結果ありき、のそれではなく、アイデアを出し合うブレインストーミング的なやり方に限る)の末に、我々が「あっ、その方法があったのか」という、コロンブスの卵的なやり方がでてくるかもしれないので、「ひとまず、話し合いは続けましょう」という形での、テーブルに着いて話をしてみる、という方法を取っただけでも今のとこは評価したいかなあ、と私は思いますね。

J王者・柏 無念のACL敗退…“J経験者”に屈す(スポニチ)

なんか青いユニホーム着て喜んでるマラニョンを見ると、2年前の柏×甲府戦を思い出しますなあ(汗)。

井口「落球→満弾→失策」大量得失点(日刊スポーツ)

9対9でドローって、野球のスコアぢゃねえし(号泣)

余談だが、今日はうちの弟が成田から甲子園まででかけて阪神対ロッテ戦を見に行ってるらしい。元阪神ファン、現千葉ロッテファンのうちの弟からすると痛し痒しな組み合わせなんだろうな。

以上です。

巨泉―人生の選択 (講談社文庫)

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