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尖閣巡る発言 丹羽中国大使を注意
6月8日 13時32分

尖閣巡る発言 丹羽中国大使を注意
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玄葉外務大臣は、丹羽中国大使が東京都による尖閣諸島の購入が実行されれば日中関係に重大な危機をもたらすという見解を示したことについて、「国内での所有権の問題であり、対外的な問題ではない」として、丹羽大使を注意したことを明らかにしました。

丹羽中国大使は、イギリスの新聞「フィナンシャル・タイムズ」の7日付けの紙面に掲載されたインタビューで、東京都の石原知事が尖閣諸島を都で購入したいという考えを示していることについて、「実行されれば、日中関係に重大な危機をもたらすことになる」と述べ、反対する立場を明らかにしました。
これについて玄葉外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、「尖閣諸島は、わが国固有の領土だ。そもそも領有権の問題は存在しておらず、その所有権が国内で変更するかどうかという問題であり、対外的な問題ではない。当然、政府見解とは違う」と述べ、7日、杉山アジア大洋州局長を通じて丹羽大使を注意したことを明らかにしました。
そのうえで玄葉大臣は、丹羽大使へのさらなる処分を検討するかどうかについて、「大使からは、『大変申し訳ない。一切このようなことは致しません』ということだったので、現時点で、そのことを受け止めている」と述べました。

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