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女川原発 作業用クレーン破損6月8日 6時8分
宮城県にある女川原子力発電所1号機で、原子炉の上に設置されている作業用のクレーンが壊れているのが見つかり、東北電力は去年3月の地震で破損した可能性があるとみて調べています。
女川原発1号機では、去年3月の地震の際に、原子炉建屋で設計の想定を上回る揺れが観測されたことから、東北電力が設備や機器に地震の影響がなかったか点検を進めています。
この中で、6日、核燃料を交換するときに使う作業用のクレーンを調べていたところ、車軸の軸受け部分が破断しているのが見つかったということです。
東北電力によりますと、このクレーンについては、地震の直後の点検で特に異常は見つからず、その後、去年9月に動作確認をした際には異常な音がしましたが、破断までは確認できなかったということです。
東北電力では、現場の状況などから、去年3月の地震で壊れた可能性があるとみて、原因を調べています。
女川原発で、去年の地震が原因とみられる安全上重要な機器や設備の破損が見つかるのは、2件目です。
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