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脱法ハーブ 新たに9物質規制へ6月8日 13時32分
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吸引すると幻覚などの症状を引き起こすいわゆる「脱法ハーブ」の乱用が問題となるなか、厚生労働省は脱法ハーブなどに含まれていた9つの物質について違法な薬物として新たに指定し、来月からこの物質が含まれるハーブなどを規制の対象とする方針を決めました。
脱法ハーブを巡っては、店頭やインターネットで購入した人の健康被害が相次いでいるほか、横浜市内では自動販売機で販売されていたことも明らかになり、規制の強化が課題となっています。
こうしたなか厚生労働省は、脱法ハーブなどに含まれていた9つの物質について幻覚などの作用を引き起こすことが確認されたとして違法な薬物として新たに指定し、来月からこの物質が含まれるハーブなどを規制の対象とする方針を決めました。
小宮山厚生労働大臣は閣議のあとの記者会見で、「国内で流通する前に迅速に違法な薬物として指定していきたい」として規制を強化する考えを示しました。
脱法ハーブを巡っては、成分の一部を変えた商品が次々と出回るため、取締りが追いついていないのが現状です。
このため厚生労働省は、成分の構造が似ていれば一括して取締りの対象に指定することを検討するとともに違法薬物の指定を検討する専門家会議の回数を増やすなどして対策を強化することにしています。
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