東日本大震災:北九州市がれき受け入れ 職員600人に研修 /福岡

毎日新聞 2012年06月08日 地方版

 宮城県石巻市のがれき受け入れを検討している北九州市は7日、部課長クラスの市職員約600人を対象に、がれき問題について研修を開いた。がれき問題について機会があるごとに、市民に説明してもらうのが狙い。

 北橋健治市長は講話で「多くの市民はがれき受け入れに理解があると思うが、放射能の問題で不安がよぎる人も少なくない」と述べ、機会を見つけて周囲の市民に対し説明を尽くすよう求めた。参加した職員はその後、市民に配布するチラシの説明も受けた。参加した若松区の課長は「今後は会合などで10分でも市民に説明していきたい」と話した。

 講話では、北橋市長が風評被害防止に絡み「私たちはこれから、放射能汚染につながるという人たちとは白刃を交えて論争を挑み、勝利していきたいと思います」と話す場面も。終了後、北橋市長は報道陣に「(短文投稿サイトの)ツイッターなどであやふやな情報が拡散している。一つ一つの論点を論破していくという意味で『勝利』という言葉を使った」と説明した。【宍戸護】

〔北九州版〕

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