大仁田vs初代虎は変則ランバージャック戦か
2012年06月08日 12時00分
邪道・大仁田厚(54)が、リアルジャパン6・20後楽園ホール大会で一騎打ちする初代タイガーマスク(54)に〝偽ランバージャック戦〟の採用を通知した。
駆け引きとなれば、この男が一枚も二枚も上手だ。初代タイガーは後楽園大会の試合形式を金網、ランバー、五寸釘のいずれかのデスマッチを選択するよう大仁田に提示。大仁田はこの日、ランバー戦を行うと回答した。金網も五寸釘もリングでの孤立を余儀なくされ、ハナから真っ向勝負をする気のない邪道にしてみれば当然の決断だ。
もちろん、これで終わらない。通常のランバー戦は場外に落ちた選手をセコンドがリングに入れて完全決着させるものだが、大仁田は独自のルールをプラスアルファさせた。それはリングと場外を敵軍と自軍に2分割させ、それぞれ場外にヘルパー3人を配置。ヘルパーはリングに入ることができないが、自分の場外に相手が落ちた場合は攻撃を加えられるというものだ。
大仁田は「タイガー案をちょっと応用しただけ」とすまし顔だが、ヘルパーを〝合法的〟に利用しようという魂胆がミエミエ。シングル戦、さらにランバー戦とは名ばかりで、事実上は8人タッグの総力戦だ。そうなれば、ヘルパーが武器を搭載する邪道軍が有利となるに決まっている。
問題のヘルパーは当日発表となるが、大仁田は「長州(力)と藤波(辰爾)はお断り。このルールがのめないなら、試合は消滅じゃ」と脅迫。「俺は催眠術師を連れて行こうか」と、怪しげな笑みを浮べた大仁田はさらなる策略を練っている。