盗撮目的で教室侵入容疑、一宮の教諭逮捕　

　教え子を盗撮するために勤務先の小学校に侵入したとして、愛知県警一宮署は７日、建造物侵入の疑いで、同県一宮市浅井町大日比野、一宮市立大和東小学校教諭の山本亨容疑者（３８）を逮捕した。

　逮捕容疑では５日午後７時ごろ、盗撮用のデジタルビデオカメラを設置するために、大和東小学校の学習室に侵入したとされる。

　一宮署によると、山本容疑者は「１年ほど前から盗撮をしていた」と認めている。学習室は普段、女子児童の更衣室に使われており、７日午後に６年生の内科検診が予定されていた。

　検診の十分前に掃除をしていた児童がカメラを発見。校長が警察に届け、職員らに事情を聴いたところ山本容疑者が犯行を認めた。

　学校によると、山本容疑者は６年生の担任。作並桂子教頭は取材に「まじめで指導熱心な先生だったので大変驚いている。詳しい事情は分からないが、児童や保護者が動揺しないよう誠意を持って対応したい」と話した。

（中日新聞）