'12/6/8
連結道無料化で山陽道15%増
宇部ジャンクション(JCT)と下関JCTを結ぶ山陽自動車道の4月の交通量が前年同月比で15%程度増えていることが、西日本高速道路中国支社(広島市)の調べで分かった。同支社は、山陽道と連結する山口宇部道路の区間延長と無料化が後押しし、交通量がアップしたとみている。
山口宇部道路は昨年7月末、山口市の朝田インターチェンジ(IC)―嘉川ICの区間14キロが開通。山口市から下関市へ、宇部経由の新ルートができた。さらに今年3月末に全面無料化され、利便性が高まった。
同支社の調べでは、山陽道宇部IC―小野田IC間の4月の1日平均交通量は6700台で前年同月比千台(18%)増。他の区間でも26〜6%増えた。
特に、山口宇部道路が延長された直後の昨年8月の伸びが顕著。また例年4月は3月より交通量が落ちるが、全面無料化された今年はほぼ横ばいだった。
山口県道路整備課の分析では、山口宇部道路の嘉川IC付近の交通量は昨年7月の延長後に約25%増。今年3月の全面無料化後は倍増したとみている。