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'12/6/7

尾道・竹原の景観計画を認定



 尾道市、竹原市の景観保全計画が6日、国の歴史的風致維持向上事業の認定を受けた。計画に盛り込んだ各種事業に補助金が交付される。広島県内での認定は初めて。

 尾道市は、国宝がある浄土寺など歴史的建造物の保存修理や景観保全、住環境改善に向けた空き家再生と老朽建物の撤去、散策道の整備などを進める。本年度から10年間で30事業に取り組む。

 重点区域は旧尾道市街地・向島地区の約200ヘクタールと、瀬戸田町・高根島の一部約137ヘクタールの計2カ所。初年度は市中心部の尾道本通り商店街の道路を石畳風に舗装するほか、バリアフリーを推進するため坂道に手すりを付けたり、外国人観光客向けに寺社に多国語の音声案内看板を設置したりする。

 竹原市は町並み保存地区(本町)の5ヘクタールを中心とする71ヘクタールが重点区域。2022年度までに市重要文化財の森川邸や藤井酒造の建物の保存修理、旧広島銀竹原支店跡地の公園化整備など15事業を実施する。電柱埋設化なども検討する。

 今回認定を受けたのは両市を含む3市1町で全国計35市町になった。中国地方では萩、松江、高梁、津山の4市が認定済み。




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