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'12/6/8

大鳥居修復、朱色の雄姿再び



 暴風で屋根の一部が破損した、厳島神社(廿日市市宮島町)の国重要文化財・大鳥居の修復工事が7日、当初予定から11日早く完了した。全体を覆っていた足場が取り払われ、朱色のシルエットが再び海上に現れた。

 大鳥居は4月3日の暴風で、檜皮(ひわだ)ぶき屋根の南西側の銅板が幅約3メートルにわたって剥がれ落ち、周りの檜皮も傷んだ。同月中旬から足場やシートで高さ約16メートルの大鳥居を囲んで修復を始め、専門業者が破損部分を調べて新たな檜皮や銅板を取り付けた。

 7日は、作業員5人が残りの足場を撤去した。当初は18日に終える予定だったが、修復箇所が予想より少なく順調に進んだという。

 宮島観光協会は「元通りになった姿を間近で見てほしい」としている。

【写真説明】作業用の足場が取り払われた大鳥居




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