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【プロ野球】

失策減へウ〜ンとしゃがめ! 星野監督が和式トイレ使用指令

2012年6月8日 紙面から

中日戦に向けた全体練習を見守る楽天・星野監督=Kスタ宮城で

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 トイレに行く時も練習? 楽天・星野仙一監督(65)が7日、枡田や銀次ら若手内野陣に「(大きい方の)用を足す時は和式を使え!!」と珍指令を下した。温水洗浄便座に慣れている世代にとって、洋式便器の禁止は“むちゃぶり”ともいえるもの。しかし、その裏にはチーム強化に向けた意味が隠れていた。

 「和式を使ったらエエんや」。Kスタ宮城での全体練習を見守った星野監督が、こう報道陣に切り出した。突然の“便器論争”。これは、星野監督の守備強化にかける思いのたまものだ。

 楽天の失策数は35。最多はフェルナンデスの8個。ほかの内野陣でも銀次2、内村が4、枡田が6失策を記録。遊撃手の枡田は5月20日の阪神戦(甲子園)の1回にマートンの遊ゴロをはじいてプロ初登板の釜田の足を引っ張り、田中が登板した6日の阪神戦(Kスタ宮城)でも2失策を犯した。

 内野の失策が多い原因を星野監督は「腰が高いから」「股関節が固いから」とみている。そこで思いついたのが和式トイレの活用。しゃがんで気張り続けば、股関節は自然と柔らかくなっていく。生活の中でも弱点の矯正は可能というのが闘将の考えだ。「今は生活様式が違うからな」と理解を示しながらも、「和式は用を足す時に腰を割る。力士も股割りとかするだろ」と熱弁を続けた。

 ただ、選手の方は当惑気味。枡田は「意識して(股関節の)ストレッチとかやってますけど…」。当面、Kスタ宮城のトイレが変わることはなさそうだが、失態続きだと導入が検討されるかも!? 安心して用を足すためにも、失策を減らす必要がありそうだ。 (川越亮太)

 

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