超党派「原発ゼロの会」、政府に再稼働反対要請

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要請文を斎藤官房副長官（右端）に手渡す阿部氏（左から２人目）ら原発ゼロの会メンバー＝首相官邸

　原発廃炉を求める与野党の超党派議員でつくる「原発ゼロの会」は７日、関西電力大飯原発３、４号機（福井県）の再稼働に向けた政府の最終判断が近いことを踏まえ、政府に対し、安全性が確保されていない状況での再稼働に反対する要請を行った。

　同会には県内から社民党の阿部知子政審会長（衆院比例南関東）、自民党の河野太郎氏（15区）が参加しており、この日は阿部氏らが斎藤勁官房副長官（比例南関東）に要請文を手渡した。

　要請では「福島第１原発の事故原因の解明を踏まえ、原発の安全基準について国民的議論を尽くす必要がある」などと主張。斎藤副長官は「福井県や関西広域連合などの意見を慎重に受け止めながら（再稼働について）考えていく」などと応じたという。

　要請後、阿部氏は「国が明確なエネルギー政策を示さないまま、暫定的な基準で稼働することは理解を得られない」などと訴えた。