ニュース詳細
菊地容疑者 住民票を不正取得6月8日 5時52分
K10056880711_1206080728_1206080730
地下鉄サリン事件に関わったとして逮捕された菊地直子容疑者が、「区役所の窓口で実在する女性の個人情報を盗み見て住民票の交付を不正に受けた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
一緒に逃走していた高橋克也容疑者も同じ名字の実在する男性の名前を名乗っていて、警視庁は、偽名で夫婦を装っていたとみて調べています。
今月3日に地下鉄サリン事件に関わったとして逮捕された菊地直子容疑者は、偽名を名乗って介護などの仕事をしながら逃亡を続けていましたが、警視庁の調べに対し「新宿区役所の窓口で書類に記入していた女性の氏名や住所などを盗み見て、住民票の交付を不正に受けた」と供述していることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警視庁が調べたところ、名前を使われた女性は実在していたということです。
菊地容疑者の潜伏先だった神奈川県相模原市のアパートからは、偽名のキャッシュカードや預金通帳などが押収されていて、警視庁は、不正に取得した住民票を口座の開設などに利用していた疑いもあるとみています。
一方、菊地容疑者とかつて一緒に逃走していた高橋克也容疑者も、同じ名字の実在する男性の名前を名乗っていましたが、菊地容疑者は「平成9年ごろから2人で同じ名字を使っていた」と供述しているということです。
高橋容疑者は、アパートを契約する際などにこの名前の住民票を提出していたということで、警視庁は周囲から怪しまれないように偽名で夫婦を装っていたとみて調べています。
[関連ニュース]
[関連リンク] |
|