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インサイダー取引で行員解雇6月8日 5時52分
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三井住友信託銀行として合併する前の中央三井アセット信託銀行で、株式運用の担当者がインサイダー取引を行っていたとして、信託銀行の持ち株会社は、不正に関わっていた2人を解雇するとともに、不祥事の責任をとって会長と社長の役員報酬を減額することを、8日に発表することにしています。
三井住友信託銀行として合併する前の中央三井アセット信託銀行で、株式の運用を担当する行員2人がおととし6月、企業の増資に関するインサイダー情報を入手し、不正な利益を得ていたとして、証券取引等監視委員会は金融庁に課徴金の支払いを銀行に命じるよう勧告しました。
信託銀行の持ち株会社である「三井住友トラスト・ホールディングス」は、有識者らでつくる調査委員会を設けて調査した結果、担当者2人がインサイダー取引を行っていたことが確認できたとして、2人を懲戒解雇することにしました。
また、不祥事の責任をとって、持ち株会社の常陰均会長と北村邦太郎社長の2人を対象に役員報酬を減額する方針です。
銀行は、調査委員会による調査の結果と、行員らの処分について、8日、記者会見して説明することにしています。
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