オウム真理教の元信者・高橋克也容疑者(54)が川崎市の潜伏先から姿を消したことを受け、大阪府警は府内一斉に立ち入り調査を行いました。

 立ち入り調査は、大阪市淀川区のホテル街や簡易宿泊所が密集する西成区を中心に実施されています。オウム真理教の元信者・高橋容疑者は、同じく特別手配されていた菊地直子容疑者(40)が逮捕された翌日の4日正午前後に、川崎市内の金融機関で230万円余りを引き出したことを確認されていますが、その後の足取りは分かっていません。引き出された現金は逃走資金とみられ、警察庁は、全国の警察に捜索の強化を指示しています。オウム真理教を巡っては、元幹部の平田信被告の潜伏先が東大阪市だったことや、菊地容疑者の出身地が大阪ということもあって、府警が警戒を強めています。

ページトップへ戻る