Ivy reads in bed / Richard Masoner / Cyclelicious
おはようございます。皆でいるのも独りでいるのも好きなうしぎゅう(@ushigyu)です。
突然ですが、「TED」というものをご存知でしょうか。
世界の選りすぐられたプレゼンターが、見るものを驚かせるような素晴らしいプレゼンテーションを行う舞台、それがTEDです。
今週から、そのような素晴らしいプレゼンを1つずつ紹介していきたいと思います。
(日本語字幕がついていますのでご安心を)
今回は、「内向的な人が秘めている力」というTED Talkをご紹介。
「自分は社交的じゃないから・・・」とコンプレックスを抱いている方にこそ、見て欲しいプレゼンテーションです。
◆「内向的な人が秘めている力」by スーザン・ケイン
この「内向的な人が秘めている力」で話すのは、以下のような内容。
しかしスーザン・ケインはこの情熱的な講演で、内向的な人は世界にものすごい才能と能力をもたらしているのであり、内向性はもっと評価され奨励されてしかるべきだと言っています。
では、そのプレゼンテーションをご覧ください。
(動画が見られない方は、下の「概要」をどうぞ)
◆プレゼン概要
◆ 現代の社会では、内向的よりも外交的であるよう努力すべきだという風潮がある。それは内向的な人にとって自己否定的な選択であり、社会的損失
◆ 全ての人のうち、1/3〜1/2は内向的
◆ 社交的な人と内向的な人は、刺激に対する反応が違う。内向的な人は目立たない方が生き生きとする。それぞれの身の丈に合った刺激を受けることが大事
◆ 学校でも職場でも、基本的にグループ作業。外交的な人に合わせている。そうでないと問題があると見なされる
◆ しかし、内向的なリーダーは他の人をよく観察し活かすのに対し、外交的なリーダーは仕切ることに夢中になって他の人を活かせない場合もある
◆ その中間のような人もいるし、外交的な人を否定するわけではない。両方が必要。双方がアイデアを交換していくこと
◆ Appleの創業メンバー、ウォズニアックもHP(ヒューレット・パッカード)で閉じこもっていた。その後ジョブズと共同で起業した。
◆ 荒野なくして啓示はない。
◆ 集団の中にいると、周りの人に影響を受ける。グループは、カリスマ的な意見に従ってしまう。話し方のうまさとアイデアの良さは関係ないのに。
◆ 内向的な人がもっと自分に合ったやり方でできるようにすれば、独自の解決法を見つけてくれるかもしれない。
◆ 言いたいこと3点
1. 絶えずグループワークをするなんてやめよう、職場や学校ではもっと静かな場所が必要
2. 荒野へ行きましょう。自分の探索にかける時間を増やす
3. スーツケースになぜそれを入れたのか?考えてみる。そして、なぜそれを入れたのか?自分らしく静かに話す勇気を
◆個人的感想
確かに、日本の学校の教育も「外交的であること」を是としてつくられていますよね。
事あるごとにペアや班を組まされるし、集団行動など「いかに社会の一員としてやっていくか」という面が重視されているなとは思います。
静かに考える時間は、テストのときくらいでしょう。
それは確かに重要なことですが、そういった学校生活で内向的な人が感じる違和感やコンプレックスがかなり大きいことは、想像に難くありません。
職場でも、内向的な人はどちらかといえば「付き合いが悪い」などと言われてしまいがちな傾向はあるかと。
本当は素晴らしい秘めたる力があるかもしれないのに、です。
もっと独りでじっくり考える時間を作る、そしてそれを必要なものとして許容できる教育や社会が作れれば、もっと日本や世界が活力あふれるものになり、今まで出てこなかったようなアイデアが出てくるかもしれませんね。
◆あとがき
私自身も、社交的な面と内向的な面が混在しているなと感じます。
と同時に、独りでいる時間が長いと「これでいいのかな・・・?」と罪悪感を感じてしまうときも。
もちろん完全に引きこもってしまうのは問題ですが、独りで考えを深めたいときは、外界の刺激を絶って思いにふけるのも大事なことなのかもしれません。
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