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津波で流出の浮き桟橋 米に漂着6月7日 10時30分
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アメリカ西部オレゴン州の海岸に、東日本大震災の津波で流された大型の浮き桟橋が漂着しているのが見つかり、所有者の青森県が返還を望んでいないことから、オレゴン州では、どのように処分するのか検討しています。
浮き桟橋が見つかったのは、日本から7300キロ離れたオレゴン州ニューポートの海岸で、4日、縦27メートル、横6メートル、高さ2メートルのコンクリート製の浮き桟橋が砂浜に漂着しているのを地元の人が見つけ、州政府に連絡しました。
浮き桟橋には日本語で書かれたプレートがあったため、連絡を受けた地元の日本総領事館が確認したところ、青森県三沢市の三沢漁港から東日本大震災の津波で流されたものだと分かりました。
浮き桟橋はコンクリート製ですが、中に発砲スチロールが入っているため、沈まずにアメリカまで流れ着いたのではないかとみられています。
これまで、アラスカやカナダには津波で流されたサッカーボールやオートバイなどが次々と漂着していますが、アメリカ西海岸に津波による漂着物が確認されたのは初めてではないかということです。所有者の青森県は返還を望まないと連絡してきているため、オレゴン州の州政府では、どのように処分するのか検討しています。
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