民主党の前原誠司政調会長は7日の記者会見で、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府に慎重な判断を求める署名に同党議員117人が応じたことについて「3号機を動かすのに3週間、4号機にさらに3週間(かかる)。猛暑のピークを考えるとタイムリミットだ」と述べ、理解を求めた。
一方、7月に運転開始から40年を迎える関電美浜原発2号機(同県美浜町)について、10年後も機器の健全性に問題がないとの関電の主張を経済産業省原子力安全・保安院が認めたことに対し、前原氏は「極めてタイミングが悪い。何を考えて今のタイミングで出しているのか、憤りさえ覚える」と批判した。
[時事通信社]