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イスラエル サイバー攻撃認める6月7日 6時7分
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イスラエルのバラク国防相は敵対する勢力に対してサイバー攻撃を行っていることを初めて認め、イランの核施設に対するサイバー攻撃にイスラエルが関与しているのではないかとの見方が強まっています。
イスラエルのバラク国防相は6日、テルアビブ大学で講演し、「われわれのサイバー空間での戦いは防御の方が重要だが攻撃面も存在する」と述べ、イスラエル軍が敵対する勢力に対し、サイバー攻撃を行っていることを認めました。
イスラエル政府はこれまで、サイバー活動は情報の収集やインフラなどをテロから守る防御のためだとしており、攻撃にも使っていると認めたのは初めてです。
イスラエルと敵対するイランの核施設では、何者かによってコンピューターウイルスを使ったサイバー攻撃が行われウラン濃縮のための遠心分離機が誤作動したほか、先週にはさらに複雑化した新型ウイルスの存在も報告されています。
このサイバー攻撃について、先週、アメリカの有力紙、ニューヨークタイムズはアメリカとイスラエルの両政府が行っていると報じていて、今回のバラク国防相の発言によって、イスラエルが関与しているのではないかとの見方が強まっています。
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