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植草一秀という人物 その1 [植草の痴漢裁判総論]

★当たり前の判決
 先週末に最高裁の判断が下され、裁判は終わった。久しぶりに公判内容を振り返ってみよう。
弁護団の弁論は、
「事件の目撃者は、植草ではなく別の痴漢犯人を見ていた。真犯人が素早く後退したために見失い、被害者の後ろにいた植草が犯人だと勘違いした。振り返った被害者も人違いした」
というものだった。植草は誤認されたと主張した。

 犯人を見失うという事がありえるだろうか?
 当時の電車内状況から100%ないと断定できる。目撃者は身長が183cmあり、被害者との距離は77cmである。人の後退速度など時速4~5キロ程度で、しかも手を伸ばして届くかどうかの近距離で、大のおとなを見失うわけが無い。なによりも本人が見失ったなどと言っておらず、目撃者は植草が拘束されるまでを継続して観察していた。
 決定的なのは、被害者の後ろにいた男性は一人だけだったという証言である。真犯人が存在したなら、目撃者の視界には植草と真犯人の二人が入ることになる。しかし目の前にいた男性は初めから植草ひとりで、あとは女性と子供だけだった。人違いという話が空想であることがはっきりする。駄目を押すのが逮捕者の証言である。植草は51cmよりも短い被害者のすぐ後ろにいたと証言した。植草が邪魔になり、真犯人が痴漢をして後退するスペースなど初めから存在しない。
 壁に顔と腹をぴたりとつけて一歩後退してみると、30cm程度しか壁から離れない。前方に力が入っているから自然とプレーキがかかり、大きく後退できないのだ。密着して痴漢をしていた植草が抗議されて一・二歩後ずさりし、被害者のすぐ後ろに立っていた状況が理解できる。犯人はわずかに後退しただけで、その様子を目撃者が横で見ていたわけである。

 このような当時の状況のみならず、証言内容からも誤認説を否定できる。
 もし目撃者が誤認したのなら、真犯人がいたのなら、その真犯人が去った後は証言が概ね一致するはずである。しかし実際には植草だけがまったく違う供述をした。被害者が振り返って抗議した後、以下のような食違いがある。

植草の証言
・右手でつり革につかまっていた。
・直感が働いて痴漢騒ぎとわかり、まきこまれぬよう被害者を無視した。
・そのために、すぐに右を向いて目を閉じて下を向いていた。
・そして目をつぶっていたら突然、左側と後ろ側をつかまれた。
他の人の証言
・植草はつり革につかまっていなかった(目撃者、逮捕者)
・植草は目を見開いて、「やばい」と感じているような表情をした(被害者)
・植草は顔の前で右手をかざして、被害者に対し謝罪するようなしぐさをした(被害者、目撃者、逮捕者)
・被害者に対して、わかったからというような事を植草は言った(目撃者)
・被害者の方へ近寄って、何か話しかけようとしたしぐさ、動きがあった(目撃者)
・突き出すからねと、植草に一声かけた。すると植草はかすかにうなずいた(逮捕者)

 目を閉じている人間が、謝罪したり、被害者に近寄ったりすることはできない。やばいという表情を作ることも無い。植草は片手でつり革につかまっていたといい、そのとおりなら無罪である。しかし目撃者も逮捕者も「つり革をつかんでいなかった」と証言した。目を閉じていて突然つかまれたと植草は主張するが、逮捕者は「一声かけたら植草はうなずいた」と証言した。

 このように、植草の証言内容は全然違う。植草と一致した証人はひとりもいない。証言の整合性が無いことからも、誤認という判断が成立しないことがわかる。
 抗議を受けて謝罪の動きをした植草を3人の人間が見ている。一方、植草は目を閉じていたと主張した。それが本当なら、被害者、目撃者、逮捕者、証言した警察官、4人全員が嘘をついたことになる。無関係な4人がそろいもそろって嘘をつくなどありえないし、証言内容に狂言を思わせる点もない。逮捕者は痴漢行為は見ていないとはっきり証言しているから、わざわざおかしな嘘をつく理由がない。目撃者は電車内で友人にメールを打っていて、その内容は自分がその場で注意できなかったことを恥じる真面目なものだった。だが公平に、植草の言い分も聴いてみよう。

「直感が働いて、痴漢騒ぎに巻き込まれぬよう素早く右を向いて目をつぶりました」
 一気飲みして泥酔状態だったという主張のはずだが。泥酔がひどかった為に駅のホームを歩いた記憶もはっきりせず、間違って逆方向の電車に乗ってしまったと主張した。そのくせ、その三分後に直感が働いたとは?泥酔と言ったり、直感と言ったりおかしな証言だ。
 乗車するときは直感が働きませんでしたか(笑)。素早く右を向けるほどの余裕があるなら、逆の電車などには乗らない。

「被害者に関わり合いたく無いと思いました」
 被害者は目の前である。逮捕者が見たときでも2人は50cmと離れておらず、避けようがない距離である。すぐ目の前で抗議されて関わり合いたくないとは意味不明である。潔白なら、なんですか、違いますよ、最低でもその程度は言い返すはずだ。

「騒ぎにしたくなかったので、電車内で否定しませんでした」
 ホームに降りたら示談しようといきなり暴れて、大騒ぎになった。本当に騒ぎにしたくないなら、人のいない駅事務室に行ってから抗議する。

「家族のために自殺を図った」
 死んで家族のためになることはひとつもない。だいたい、潔白の人間が駅事務室に行っただけでなぜ死を考えるのか。被害者の言い分もよくわからない状況で、無実の人がいきなり死を選択するわけがない。

 辻褄の合わない、おかしな説明ばかりである。実際は、痴漢目的で自宅と反対方向の電車に乗り、痴漢されて怒った被害者に何も言い返せず、降りたホームで示談しようとしたが無視されたために絶望し、またも事件を起こしてしまい、死にたくなったということだ。他の証人が正直に話し、植草が犯行をごまかすために目をつぶっていたなどとデタラメを話したのは明白である。狂言を話したのは植草である。

地裁の判決要旨抜粋
「被告人の供述は前記信用できる各供述に反するほか、それ自体以下のとおり不自然な点が多々あり、信用できない」
「酒酔いのため記憶がないかあるいはあいまいだと述べる部分が多々見られる一方で、痴漢行為をしていないことは間違いないなど、自己に都合のいい点は明確に覚えているとしているのであり、自己の都合に従って供述しているとうかがえる面がある」

「それ自体、信用できない」「不自然な点が多々ある」「都合のいい点は明確に覚えている」「自己の都合に従って供述している」
その心は、
「検察の立証は十分。一方植草の証言は嘘バレバレ。神に誓い、こんな事件、何の疑念も生じないよ」ということだ。

 公判の被告人質問では植草の説明に失笑が起こったという。こんな証言を誰も信用しない。誤認など起こらないこともすぐわかる。わかりきった事件で、高裁も1時間足らずで結審した。

★植草の実態
 乗用車の中にスカート内をのぞくようなアングルのワイセツなポラロイド写真とワイセツなデジタル画像、携帯にも同様な画像、自宅には盗撮・痴漢のアダルトビデオテープ。これらを所持していたことが手鏡裁判の公判で明らかになった。
 車、携帯電話、自宅。つまり痴漢プレーに埋もれて生活していたということだ。上野のアダルトショップでセーラー服を購入した話も公判に出てきた。変装してまで買いに行ったのだからよほど欲しかったのだろう。
・ワイセツ容疑の逮捕歴が2回もありながら、事務所に風俗嬢を呼んで痴漢プレーをしていた。
・勇気を持って発言するといいながら、記者会見すら開かない。
・不撓不屈と本には書きながら、支持者だけを相手に弁明し、自分のブログでぐちっている。

まとめると、痴漢プレー画像に囲まれて暮らし、アダルトショップに通い、ワイセツ容疑で3回逮捕され、内2回は自分で犯行を認め、有罪判決を受けた後も事務所で風俗嬢と痴漢プレーをしていた。記者会見を開くことは無く、ブログにグズグズ不満を書いている・・・これが無実潔白の人間か。ふざけるな。
 神に誓って潔白と言いながら、被害者に200万円の示談金を用意し、控訴もせず、事務所で痴漢プレーをしていた男。植草はそういう人間だった。
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