(CNN) 金星が太陽の前を通過する珍しい現象が世界各地で観測された。
米東海岸では5日午後6時すぎに金星の黒い点が太陽に差しかかり、約7時間かけて太陽の前を横切っている。米航空宇宙局(NASA)の専門家によると、次にこの現象が起きるのは105年後の2117年。「よほど飛躍的な医学の進歩でもない限り、私たちほぼ全員にとってこれが最後のチャンス」だという。
金星の太陽面通過は、太陽と金星と地球が一直線に並んだ時に観測され、基本的には月が太陽を覆い隠す日食と同様の現象。月は金星よりも地球に近いことから、日食では太陽がほぼ完全に覆い隠される。これに対し、金星は月よりずっと大きいものの、地球からの距離が離れているため小さな黒い点のように見え、太陽面の約3%を覆うにすぎない。
この現象が前回観測されたのは2004年。その前は1882年だった。1769年にはジェームズ・クック船長が南太平洋のタヒチに観測所を設け、金星に関するデータを収集している。以来この場所は「ポイント・ビーナス」の地名で呼ばれるようになった。
金星が太陽の前を通過する珍しい現象が世界各地で観測された。米航空宇宙局(NASA)が公開した画像