ＡＫＢ４８総選挙速報。「前田敦子票」はどこに流れた？

５月２２日から投票が始まった第４回ＡＫＢ４８総選挙。翌２３日には速報が発表され、１位大島優子、２位柏木由紀、３位渡辺麻友と、トップ３は多くの人が予想した結果になった。

ところが一方で、指原莉乃やＳＫＥ４８メンバー、梅田彩佳らが昨年から大きく順位をジャンプアップ。また、一般的にはまだまだ知名度の低い研究生が３人ランクインするなど、波乱含みでもある。

この結果を、各雑誌のＡＫＢ４８担当記者はどう見たのか？　彼らによると、卒業を発表した昨年１位の「前田敦子票」が関係しているという。

担当記者Ｃ　指原莉乃の人気がスゴイです。それと、神８（１位〜８位）までに松井玲奈、松井珠理奈。加えて、横山由依も選抜入り（１６位以内）。世代交代がじわじわ進みつつある感じがしますね。

担当記者Ａ　ＳＫＥ４８のメンバーが（６４位までに）全部で１７人も入ったのもニュースですよ。ＣＤ売り上げの拡大とともに、ファンの数も着実に増えています。

担当記者Ｂ　僕は仲谷明香、中田ちさとの名前を聞いて驚きました。チームＡというスター集団の中で日々鍛えられている結果が出たのかと。それといわゆる“前田票”は彼女たちに流れたんじゃないかと。「あっちゃんが所属するチームＡの仲間たちに一票」って。

担当記者Ｃ　僕は前田票は渡辺麻友、指原、高橋みなみに流れたと思ってます。渡辺はＡＫＢ４８の正統派センター。指原は最近、一番テレビに出てる人気者。高橋はＡＫＢ４８の魂。ＡＫＢ４８ファンの志向は大きく３つあって、３人の３〜５位への躍進はその結果だと思います。

彼らの予想では、今年の得票総数は２００万票オーバー。速報の投票数は１９万弱なので、まだまだ全体の１割しか開票されていないことになる。６月６日、本番で大きく順位が動くのは間違いない。

（構成／関根弘康）

■週刊プレイボーイ２４号「AKB４８総選挙速報で見えた大逆転劇の予兆」より