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NY株280ドル超上昇 今年最大の上げ幅
 6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ヨーロッパやアメリカでの追加の金融緩和策への期待が高まっていることを受け、ダウ平均株価は前日比280ドル以上と今年最大の上げ幅を記録し、取引を終えた。  6日は、ヨーロッパ中央銀行の定例の理事会が開かれ、主要政策金利を1.0%のまま据え置くことが決定された。しかし、理事会では一部の理事が利下げを主張したことが明らかになったため、市場では近く、追加の金融緩和策がとられるのではとの期待が高まった。  また、アメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)についても追加の緩和策への期待感が高まっている。さらに、FRBは6日の報告で、「4月から5月にかけて、アメリカの経済活動が全般的に緩やかなペースで拡大した」と発表し、アメリカ経済の先行きについて楽観的な見方を示した。  こうしたことから、ダウ平均株価は前日比286ドル84セントと今年最大の上げ幅を記録し、1万2414ドル79セントで取引を終えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は前日比66.61高い2844.72で取引を終えている。
[ 6/7 8:15 NEWS24]