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今年も長野県、富士見パノラマスキー場で行われた全日本MTB選手権大会に行ってきました。例年はカメラマンとして写真撮影に集中しているのですが、今回はJMAのスタッフとして80%コントロールラインの管理の仕事をアサインされました。なので今回はオフィシャルとしての参加です。

ここで「80%コントロール」についてご存知ない方の為に簡単に説明しておくと、レースの進行をよりスムースさせるためのルールの事を言います。表現としては適切ではないのかもしれませんがいわゆる「足切り」です。

1周目をトップで通過した選手のタイムを基準とし、そのタイムの80%をカットラインと設定します。

例えば1周目、トップの選手が10分で帰って来たとします。そうすると、カットラインは10分の80%で8分ということになります。すなわち2週目以降トップの選手+8分のタイムでカットラインを通過できなかった選手は自動的にレースから降ろされるという、厳しいルールです。

トップの選手が速ければ速いほど、カットラインの設定も速くなり、遅い選手には厳しいレースとなります。今回の全日本選手権でも、女子のレースは完走者が1位〜4位まで(参加者18名)とういう厳しいレースとなりました。


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この日は睡眠時間2時間で富士見入り、本部事務所にて”JMAの皆さんの手厚い歓迎の儀式!”子ども用のLサイズを無理やり着させられるかわいそうな僕・・・ (Photo by Ishim) 

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どう考えても・・・・・ (Photo by Ishim) 

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パッツン!パッツンだろうが!!!!!!!わざわざ前日からこんなこと仕込むなよ〜〜〜〜〜(爆) (Photo by Ishim) 

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というわけで、気を取り直して、自分のサイズのシャツをいただき、持ち場へGO! (Photo by Ishim) 

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80%コントロールポイントでは、こんな感じでコースロープを持って、タイムアウトの選手を誘導します。 (Photo by Ishim) 

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基本はこんな感じでレースを観戦することになります。左はイントラ仲間の内山さん! (Photo by Ishim) 

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選手が入ってきたら、タグを回収するのも大事な仕事。黄色いバイクはシ―ナックのユースの女の子! (Photo by Ishim) 

もっとも、午前中の早い時間帯のレースは比較的実力も拮抗しているので、足切りも少なく時間的に余裕があったので、応援している女子エリートの皆さんにご挨拶・・・

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スーパーJDライダー岩出愛未ちゃん!

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王滝仲間の田崎綾さん!

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今回は忘れ物女王のみちみちさん!(爆)

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インストラクターの同期の仲間と写真を撮ったり

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レースの合間には講習でお世話になった鈴木さんとオークリャーな写真を撮ってみたり〜〜

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内山さんにオークリャーを勧めてみたり!と楽しく過ごしていました!

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でもって、いよいよ女子エリートがスタート。

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緊張する綾さんステキだぜ!(Photo by Ishim)

年に1回、一発勝負の全日本選手権だけに、選手たちの思い入れも相当なもの。なので80%カットもセンシティブにならざるを得ませんでした。選手たちの試合に掛ける意気込みは、どのクラスでも一緒。ユースでもシニアでも皆真剣に取り組んでいました。

基本降ろされる 選手たちは、なんとなく自分のタイムは分かっているので、「あぁ・・・・・・・・・・・・・・やっぱりダメだったか・・・・」って、なるケースがほとんどでした。だけれど、反応し方は千差万別でしたね。

「うつ向いてうなだれる選手」

「あ”〜〜〜〜〜〜〜〜っ○×▼ב‘++******>>>>と言葉にならない言葉を発する人」

「ひたすら自分を責める人」

男子の場合はうつむいてうなだれるケースが一番多かったです。

そしてたった一人だけど、号泣している選手がいました。それはユースかジュニアの女の子。自分自身に期待していた走りが多分できなかったんでしょう。とにかく悔しくて、悔しくて、仕方ない様子で泣き崩れていました。これは見ている方も辛かったです・・・・・

でもこれがレースなんですよね。。。

レースと言うのは弱い人の為に開催するものではないんです。強い人の為に開催して、その中で一番強い人を決めるのがレース。そして日本で一番強い人を決めるのが全日本選手権なんです。

レースから降ろされるのが辛かったら、強くなるしかないんです。

そういえば、去年の全日本選手権が終わった後でやっぱり号泣してる選手がいたなぁ・・・それが確か上の写真の愛未ちゃんだったと思う。


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今年・・・応援していた愛未ちゃんをカットしたのは、非常に辛かったけど・・・だけれど今回彼女に涙は無かった。

5位でしたからね(昨年は9位)。愛未ちゃんの上には片山梨絵、中込由香里、田近郁美、小林可奈子、この4人しかいないんです。(正直重鎮ですな・・・)多分相当練習したんだろうな・・・

号泣していた女の子にはぜひ愛未ちゃんの事を見て欲しい。どんなに悔しくても、練習を頑張れば、必ず結果は付いてくるって事を見習って欲しいです。

流した汗は絶対に嘘をつかない・・・

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僕の応援しているみちみちさん。去年から大ジャンプアップの8位。毎日仕事の合間のお昼休みを使ってランニングしているそうです!

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やっぱり昨年からジャンプアップして9位だった綾さん。苦手な登りを克服するために王滝に出続けている。

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イントラ仲間の出町さんも悔しいを連発していました!

80%のコントロールラインができてから、レースでの完走はすごく難しくなりました。だけれどみんな目標に向かってがんばっています!素晴らしいですね!

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でもって、この80%のコントロールラインでみた光景で一番素晴らしかったこと。それはレースが終わり、戦い合っていたライバル同士が互いに相手をたたえ合う光景でした。ゴールラインでも優勝したライダーたちが、互いの健闘をたたえ合っていたと思うけど、この80%のラインでも、これからをめざす選手たちのこういう光景があったんですよ〜〜

みんなキラキラと輝いていました!とっても素敵だった!

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レースってホントにいいなぁ・・・って思える瞬間でした。

ここはもう一つのゴール!そして未来へと繋がるスタートライン!

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それが80%コントロールラインなのです!

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ここにいる皆さんには、全日本完走と言う大きな目標があります!

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大きな目標に向かって、みんなガンバレ!微力ながらJMAスタッフとして、これからもみなさんを応援して行きたいと思っています。

以上、幸平もカズもいない、全日本選手権のレポートでした!(爆)


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役得?(爆)

来年は修善寺でお会いしましょう!!!!!


追加!ごちに女子ばっかじゃん!って言われたから、ちょろっとだけ男子の写真!

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KAZU!おめでとう!!!!!!!!!!!

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ここにもちょろっと写ってた!!