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ネット次世代規格運用始まる
6月6日 21時58分

世界的なインターネットのアドレス不足を補うための次世代の規格、IPv6に対応した大手の検索サイトなどの運用が、6日から世界で一斉に始まりました。
しかし、国内ではNTT回線の利用者の一部に、ホームページの閲覧に遅れなどの影響が出る可能性があり、業界団体が注意を呼びかけています。

「IPv6」は、インターネットの利用の急増に対応して世界的に導入されるもので、グーグルやフェイスブックなど3000以上のサイトが6日から従来の規格と並行して、新しい規格に対応したサイトの運用を始めました。
しかし、NTT東日本などによりますと、インターネット接続サービス「フレッツ光」で、新しい規格を導入したサイトを閲覧しようとすると数秒程度の遅れが生じるおそれがあるということです。
また、一部のスマートフォンでフレッツ光の回線と無線LANでアクセスした場合、サイトが表示されないケースも確認されているということです。
NHKが6日午後6時現在で、NTT東日本や国内の大手接続事業者に問い合わせたところ、利用者からの問い合わせや苦情はほとんどないということで、今のところ大きなトラブルにはつながっていないとみられるということです。
新しい規格に対応したサイトは、今後も順次、増えていく見込みで、接続事業者でつくる日本インターネットプロバイダー協会では、閲覧できなくなった場合の対処の仕方などを説明する専用のサイトを設けて利用者に注意を呼びかけています。

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