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安住財務大臣閣議後記者会見の概要(平成24年6月5日(火曜日))

 
 
【質疑応答】
問)  G7の電話会議が今日の夜にも開かれるということですが、大臣としてはどのようなことを主張するおつもりなのかということと、終了後に何か共同声明などメッセージを出す考え、予定はあるんでしょうか。
答)  ノーコメント。
問)  開かれること自体は開かれるということでしょうか。
答)  分かりません。特別委員会が終わるのが精一杯なので。
問)  G7云々、電話会議云々ということは別にして、こういう情勢なのでヨーロッパ側に対しては改めてどういうふうなことを期待されているかというのを伺えますでしょうか。
答)  私なりに考えていることはありますけれども、しかるべき場所ではしっかり私としては日本の立場を申し上げたいとは思っています。
問)  常々仰っているIMFへの資金供給も含めて日本としてはやるべきことをやったと。それに見合ったヨーロッパの自助努力を促すというふうなお考えでしょうか。
答)  昨日随分しゃべったので、それ以上何か大きな変化があるわけではないので今日特別また何か申し上げるということはありませんけれども、類推するにGのメンバーは世界経済の今の不安定な状況については懸念をそれぞれ持っている部分があるので、そういう点では何らかの形で認識を共有しないと、ワシントンで会合を開いてから大体1カ月ちょっとぐらいになるけれども、会議があるかどうかは分かりませんよ、私は。ただ意思疎通はあらゆるレベルでそれぞれ必要な状況、局面になってきているかなということだと思います。
問)  またニューヨークで今年の最安値株価を更新したり、かなり市場が過剰反応しているような認識もあるんですが、欧米経済の先行き不安とはいえ世界経済の現状に照らして今のこの市場の動きは過剰反応なのか、それともやはり先行き不安に対する適正な反応なのか、どのように現状を認識されているでしょうか。
答)  それぞれの個々の企業の株価が安いか高いかということについて財務大臣としてコメントすることはありません。ただ日経平均を見ていますと、企業の業績によって例えばオーソドックスにそれが評価されて株価の値がついているということではなくて、日本の株式市場はそういう意味では、ありていに言えば日本のそういう優良な投資家が最近どうしても減少傾向にあって、市場を動かしている7割近くがある意味ではよその国の方々だとも言われているわけです。そういう点ではその日暮らしと言ったら申し訳ないんですけれども、利益確定のためにとにかくその企業のレベルを考えずに売り買いをしているという傾向はあるのと、むしろニューヨークや外国市場に反射的に反応しているということは前から言っていますけれども、これは日銀の総裁も仰っているわけだけれども、そういうことがあって非常にそういう点では、総理も仰っていましたけれども私も日本のそれぞれの民間企業の、上場企業の持っているファンダメンタルズを全く参考というか、反映していないということは残念だと思っています。
問)  昨日の内閣改造についての感想、印象などありましたらお願い出来ますか。
答)  ないです。自分が評価される方だから。
問)  改造があって今日、日が明けていよいよ改造内閣スタートということになりますが、一体改革の法案の衆院通過に向けて改めてご決意をお願いいたします。
答)  とにかくしっかり委員会をこなして、行政府としては提出した法案に対する質疑には真摯に答えてきたつもりでありますし、審議時間も積み重なってきましたので、そろそろそういう点では私は政治の出番ではないかと思っております。総理もあらゆる面で協議入りについての環境を、本当に陣頭指揮に立って環境作りをやっておられますから、是非谷垣総裁におかれましても山口代表におかれましてもそれぞれの難しい立場はあるとは思いますけれども、何度も申し上げていますけれども谷垣先生は日本の国会議員の中では指折りの財政家でもありますから、そういう視点に立って是非高い見地から話し合いをしていただいて局面の打開をしていただければと私は思っております。お互い財務大臣OB同士、話せば十分分かることがたくさんあるのではないかと期待しております。
 

(以上)

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